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前商x(株)アリギスx番貞鋼材(株)コラボプロジェクト ~その①マグカップ編~
令和7年1月24日付けの読売新聞に、前商x(株)アリギスx番貞鋼材(株)コラボプロジェクトについての取材記事が掲載されました!!!
そして、令和7年2月19日 17時12分頃~ エフエム群馬の『FM GUNMA POTLUCK』の「高校生タイムズ」コーナーにて 前商コラボプロジェクトについてのプロジェクトメンバーの生徒さん達のインタビューが放送されます!!!
放送時間に聞くことが難しい場合はradikoなどのタイムフリー配信でぜひ聞いてみてください!!
前商コラボプロジェクトが注目されるこの機会に、年末に予告させて頂きました通りコラボプロジェクト製作についてお伝えさせて頂きたいと思います。
話は昨年の夏に戻りますが、今回の前商コラポプロジェクトは取材記事にも有る様に前橋商業高校3年生の野球部員を中心にした4人の生徒さんによる学校のグループ課題学習から始まりました。生徒メンバーから弊社に「今春の高校野球のバット規格変更に伴って、前橋商業高校野球部で使われなくなる金属バットから再加工してアップサイクル製品を作りたい」というご相談とご依頼をいただきました。
そこで弊社のお取引先である精密板金加工の株式会社アリギス様にご協力いただき、令和6年9月27日に『前商x(株)アリギスx番貞鋼材(株)コラボプロジェクト』が立ち上がりました。
まずは、(株)アリギス様会議室にて第1回のプロジェクトミーティングをいたしました。
そこで、金属バットが何にアップサイクルできるかという構想と思いを4人の前商メンバーに持ち寄ってもらいました。
飯盒、フォーク・スプーン、キーホルダー、マグカップ、ランプシェード等のアイデアが持ち寄られ、それらを加工のプロの目から見て「作れるもの」「作れない物」そして「金属バットのアップサイクルとして有意義なもの」を選んでいきました。
生徒の皆さんとの話し合いをする途中実際にバットを1本工場で切断してきていただき、現物を確認しながら、最終的にバット先端部を使用した『マグカップ』と『清水君のシルエットが切り抜かれたランプシェード』を製作することになりました。
ミーティングの途中に試作として、工場で金属バットを切っていただいたのですが、とてもきれいな切り口に仕上がっていて(株)アリギス様の加工クオリティの高さを感じました。
ということでまずはマグカップの製作から始まりました。バットの先端部を切断したものにバットから切り出した取っ手を取り付けて素材を余すことなく使用することになりました。
(株)アリギス様にて色々な取っ手形状のアイディアを出していただきつつ、素材を余すことなく使用してバットから切り出して製作した取っ手を溶接加工をしていただきました。
そして、(株)アリギス様の工場でスタッフの皆さんにご協力いただき前商メンバー4人に自分の手でイニシャルを打刻してもらいました。
作業の後に金属バットマグカップを持って記念撮影♪ みんなとってもいい顔しています!!
(株)アリギスのスタッフの皆様には、お忙しいところご協力いただき誠にありがとうございました。
前商メンバーに、ものづくりの楽しさとプロの手仕事の繊細さやすばらしさを感じてもらう事ができました!!!
そして前商コラボプロジェクトのロゴも作成して、完成品に貼るロゴステッカーも製作致しました。
プロジェクトメンバーの清水君がドラフト指名選手候補という事でドラフト会議までに仕上げたいという希望があり、先に『金属バットマグカップ完成』となりました。
実は、ドラフト会議の当日清水くんの居た部屋に金属マグカップを飾っていただいていました。
金属バットの使用感が残る味のある素敵なアップサイクルマグカップが出来上がりました。
ところが、実際にマグカップとして使用してみたところ、バット先端のラバー部分の匂いが強い為『飲み物を入れて使用する為に別の底を付けたい!!』という要望が上がりました。
そこで再び(株)アリギス様の高い加工技術をお借りして、マグカップの底を切り落とし、底板を溶接して付けて頂くことになりました。
しかしながら別素材同士の溶接であることや、液体を入れて使用する為小さなピンホールも許されないという加工ということで、試作を繰り返しながら調整いただき試行錯誤を重ねに重ねて頂いた結果、
マグカップの底をとても美しく溶接加工して頂きました!!!
マグカップの素敵な仕上がりを見て(株)アリギス様のものづくりに対する熱意と技術の高さを、プロジェクトに参加している大人だけでなく前商メンバーにも感じてもらえたと思います。
(株)アリギス様、誠にありがとうございます!!!
ひきつづき、~その②ランプシェード編~も公開していきますので乞うご期待下さい。